

文部科学副大臣中川氏からトロフィーを受け取る制作チーム代表の小川裕子

贈賞式の最後に関係者一同の集合写真には、アライアンス・ポートのスタッフ6名も参加

「アサヒ・アート・フェスティバル」の展示ブース

AAFと各種ソーシャルメディアのつながり

AAF参加団体のウェブ担当者に向けたサポートブログ
2009年にアライアンス・ポートが制作した「アサヒ・アート・フェスティバル」(以下、AAF)のウェブサイトが第13回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で奨励賞を受賞しました。
アサヒ・アート・フェスティバルとは
アサヒビールと全国のアートNPOや市民グループが協働して2002年にスタートさせた「アサヒ・アート・フェスティバル(AAF)」。「市民の主体的な参加によるアート・フェスティバル」の趣旨のもと、アートを社会に開き、アートを通じて地域の復興を願う人々が集い、ジャンルを超えた多彩な企画を展開しています。
このサイト制作については、AAF事務局の方から「毎年作り替えるウェブサイト」を「継続して使えるウェブサイト」に変え、アーカイブを充実させる。そうすることで、一過性のイベントではないAAFの活動への理解につなげたいという相談を受けたことからスタートしました。
まずは、既存のウェブや印刷物、広報物やアートNPO、アサヒビールのメセナ活動についての情報収集と事務局の方々へのヒアリングを行い、必要なことや達成すべき目標を捉え、全体のリニューアルの方針を固めていきました。
その結果、 ソーシャルメディアを活用することを提案の軸に置きました。日本中に点在するAAFの参加団体から、多様な活動の告知やレポートが一カ所に集まる。そのような情報すべてがAAFのウェブサイトだと考えたからです。つまり、参加団体のネット上での広報をサポートしながら、AAFの全体像を見せていくというアイデアです。この提案に基づき、情報設計、デザイン、構築へと進みました。
さらにサポートブログを設置して、ソーシャルメディアに関するニュースや便利なツールの情報を掲載したり、参加団体からの質問を受け付けました。ほかにもソーシャルメディアの効果やTwitterの説明など、実行委員会や参加団体の方々に説明する機会を設けることで、参加者全体の理解を得ながら進めていきました。
2009年5月末にサイトが完成し、参加団体からの動画や写真、Twitterのつぶやきが更新される様子は想像以上に興味深く、AAFの参加団体の様子や変化がタイムリーにわかるサイトになりました。
メディア芸術祭受賞作を集め、2010年2月3日から14日まで国立新美術館(東京・六本木)で第13回文化庁メディア芸術祭受賞作品展が開催されました。2009年を代表するアート、ウェブ、アニメーション、ゲーム、マンガ作品が展示されるなかでAAFサイトもエンターテインメント部門の一画にブースを設け、解説パネルと専用PCを設置し多くの来場された方々に閲覧していただきました。
また展覧会に先がけ、2月2日には東京ミッドタウンで贈賞式が行われ、文部科学副大臣の中川正春氏より、制作チームを代表して小川裕子がトロフィーと賞状を受け取りました。アーティストやデザイナーのほか、普段あまり接点のない漫画家やゲーム業界の方々とともメディア芸術としての芸術性、創造性を評価されたことは、私たちにとって素晴らしい経験になりました。
会期中の7日には、会場内で約45分間の「受賞者プレゼンテーション」を行いました。小川裕子と山辺真幸と大和比呂志が登壇し、AAFサイトの制作プロセスやこれまでの制作物の紹介を通して、アライアンス・ポートの活動や理念をお伝えしました。
例年、老若男女、世代を超えて多くの方が訪れるメディア芸術祭ですが、今年は過去最多となる6万3,348人が会場に訪れました。私たちが制作したAAFサイトも今回の展示を通して、またいっそう多くの人に触れたことでしょう。 公式サイトに掲載された贈賞理由にあるように、ユーザーが主役になるサイトづくりと、さらなるステップアップを目指してこれからも努力を続けます。
アート活動を行なう人たちを、アサヒビールはサポートしている。これは非常に評価されているが、今回はWebの構造、戦略を奨励したい。ソーシャル・メディアを総動員し、口コミ的に広げていく。シンプルで無駄がなく、メディアとしての新しい可能性を広げている。エンターテイメント性について異議もあった が、人の心を活性化させる点で、これは重要なエンターテイメントだ。主役を捏造しなくとも、参加者が主役だと体感することは新しいし、大切だと思う。













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